【2008/03/07】
■ 固有名詞から記事を作り出す自動事典「オートペディア」が人気
いわゆる「スパムブログ」で、記事をスクリプトで自動生成する手口が流行して久しい。ソーシャルブックマークや人気のキーワードを紹介するサイトなどから、スクリプトが文章の断片を拾い集めて合成して、記事風に仕立ててあるのだ。文章はたいてい意味がとれないので、情報価値はほとんどないし、おもしろくもない。検索してたどり着いたページが、そんなブログだとがっかりしてしまうわけだ。「補天鳥保管庫」で知ったのだけれど、同様の仕組みを使って楽しめるように仕立てたWebサイトが人気を集めているところだ。「全自動百科事典」と称した「オートペディア(Auto☆pedia)」だ。人物名や、物の固有名詞を書き込んでボタンを押すと、どことなくウィキペディア風のテキストが現われるのだ。微妙に意味のずれた間抜けな表現がおもしろい。「有名人」と「物品」に入力された検索ワードはリストになって公開されるので、友人などの名前で遊ぶときは、公開されない「一般人」の欄を使おう。
めたるまん(山崎一幸)
■ 不評の「平城遷都1300年祭」キャラ作者が、届いたメールに回答
俗に「ゆるキャラ」と呼ばれるような、マスコットキャラクターは今も日本各地で誕生している。企業や地方自治体がイベントなどに登場させるためのキャラクターだから、誰もが親しめる当たり障りのない造形になることが多く、一見するとかわいいが、魅力はそれほどでもない。それでも、「ひこにゃん」のように大ヒットするキャラクターもある。ひこにゃんでは白ネコが赤兜をかぶっていたのだけれど、「平城遷都1300年祭」のマスコットでは半裸の童子に鹿の角を生やした。これがたいへんな不評を巻き起こしてしまった。ネットでも不満が爆発していて、キャラクターを作った籔内佐斗司さんのもとに多くのメールが届いたようだ。そのメールの一部に、籔内さん自身が回答した内容が、藪内さんの公式サイトに掲載されている。一部とはいえ、藪内さんのもとに届いたメールの総数は膨大だったようで、回答は読み応えのある分量になっている。
めたるまん(山崎一幸)
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