【2008/03/21】
■ まるでフィッシング詐欺のような、三菱東京UFJ銀行のWebサイト
「フィッシング詐欺」と呼ばれる手口は、有名な銀行などのWebサイトそっくりに偽装したWebページに、スパムメールで誘導する。偽サイトは、見かけはそっくりでも、URLは怪しげなものになる。つまりURLの確認は、フィッシングを見分けるために大事な手段なのだ。ただしこれも、銀行がわかりやすいURLをいつも使っていてくれればこそ、直感的に見分けられるというもの。はてな匿名ダイアリーで指摘があったのだけれど、三菱東京UFJ銀行が奇妙なURLを使っているのだ。指摘されているのは、カードローンの申し込みページだ。「今すぐネットで申し込み」のボタンが現われる2つのページを進むと、3つ目に現われるのは「www.loan-alliance.com」という怪しげなドメイン名のサーバーなのだ。どうやら、ローンの保証をしているアコムの管理下にあるサーバーらしいのだけれど、表示されるのは三菱東京UFJ銀行のロゴだ。このサーバーのトップレベルのディレクトリをWebブラウザで開くと、「WWW2号機」とだけ表示され、誰が管理しているサーバーなのかの表示すらない。この構成はまるでフィッシング詐欺のWebサイトのようで、紛らわしいことこの上ない。
めたるまん(山崎一幸)
■ USBメモリに納めた音楽データがマイナスイオンで変化した?
大金をかけた音響機器から美しい音を引き出す趣味、ピュアオーディオ。お金をかければかけるほど、自然でリアルな音が聞けるようになる。特に、スピーカーやヘッドフォン、これをドライブするアンプについては顕著で、違いはとてもわかりやすい。一方で、CDに消磁器を当てたり、HDDを交換したり、USBメモリにマイナスイオンを当てたりすると音が良くなるなどといった、デジタルデータを納めたメディアへの作業も、大まじめに実行されているのがこの世界だ。デジタル回路の動作電流がアナログ回路に微少な影響を与えて音が変化する、などの可能性もあるにはあるのだけれど、世間では「オーディオオカルト」と断じる人たちも多い。さてこれは、読者からタレコミがあったものだ。音楽のデータを納めたUSBメモリに、消磁器やマイナスイオンを当てて音の変化を比較する、音楽を納めたCDを老舗のオーディオ雑誌が付録につけた。これをネットユーザーの皆さんが検証してみたところ、どうやら手を加えられた跡があるというのだ。いくらなんでも、USBメモリに少々の磁気や、マイナスイオン(という表記も疑似科学だという指摘がある)を当てたぐらいでデータが変化するはずはなく、もし変化するならむしろノイズになるはずなのだ。何かの手違いか、説明不足なんだろうか。
めたるまん(山崎一幸)
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