【2008/06/26】
■ 「B-CAS」ユーザー登録サイトが他社名義になっていた
デジタル放送の限定受信システム「B-CAS」が話題に上ることが多いようだ。ネットでは悪口ばかりが目立つ。サイズが大きいB-CASカードのおかげで超小型のチューナーは実現できず、低価格化にもB-CASのコストが足かせとなり、コピー制限もB-CASが作り出すとなれば、視聴者からは嫌われるのはあたりまえだ。さて、そのB-CASカードのユーザー登録を行なうサイトに問題があると、「高木浩光@自宅の日記」で指摘されている。ユーザー登録を受け付けるページは「www.b-cas.co.jp」となっているが、登録画面に進むといきなり「www.b-cas.jp」というページに移行する。これだけならまだかわいいが、移行先サイトの証明書の名義が「NTT DATA CORPORATION」となっているのだ。信用のある大企業の名義とはいえ、違う名義を名のるサイトにいつの間にか個人情報が流れるのは怪しく、気持ちがいいものではない。B-CASの意識の低さが透けて見えるようだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ RSSなしで本文が画像でも「ブログ」? 筒井康隆さんがサイト開設
筒井康隆さんが24日、サイト「笑犬楼大通り」を開設した。メインコンテンツは、不定期更新日記「偽文士日碌(にちろく)」で、1回目は「はじめに」と題した巻頭言だ。テキストは縦書きの書式で、画像化されているが、フォントが美しく、とても見やすい。筆者はふだんブラウザで横書きのテキストばかりをひたすら眺めているから、心が洗われるような気分になる。ただ、RSS配信に対応していないから、頻繁に見に行かないと更新されたのがわからない。「asahi.com」の記事では、このコンテンツを「ブログ」と紹介していた。ブログの概念は広いから、確かにブログといわれればその通りだけれど、ここでは違和感がある言葉だ。ちなみに、「笑犬楼大通り」のサイトのなかには「ブログ」の表記はなかった。
めたるまん(山崎一幸)
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