【2008/09/10】
■ 事故米不正転売でネットに広まる恐怖……情報の欠乏で不安拡大
三笠フーズが事故米を不正に転売した一件が話題だ。メタミドホスとアフラトキシンという猛毒が含まれている米が食用として出回り、知らないあいだに食べさせられていたというのだからたまらない。食品に絡む事件の通例通り、情報は小出しに次々と現れる。米を原料にする食品メーカーは、風評被害を被らないようにするのが大変だろう。ネットで恐怖を呼んでいるのが耳慣れない毒「アフラトキシン」で、中でもB1という種類はごく少量でも危ない、自然界で最も強力な発癌性物質だという。ところが、このアフラトキシンに関して出てくる情報が少なすぎるため、ネットでは恐怖ばかりが煽られてしまう有様だ。決定的なのは、国立がんセンターが公表している肝臓ガンでの死亡率の地域分布の図表が、三笠フーズの取引先の所在地と似ていたことだった。2ちゃんねるで非常に出回っている図表だけれど、これについては「NATROMの日記」で検証されているので読んでいただきたい。事故米については、まとめサイトも誕生している。
めたるまん(山崎一幸)
■ 「サザエさん」キャラクターがもし歳を取ったら? グリコのCM
アニメ「サザエさん」。たいへんな長寿番組で、変わらないテイストがとても心地よい。そのサザエさんの25年後という設定で作られた、江崎グリコのCMが話題になっているようだ。36歳のカツオを浅野忠信さん、34歳のワカメを宮沢りえさん、瑛太さんと小栗旬さんがタラちゃんとイクラちゃんを演じる、配役も豪華なものだ。テレビで放送中だけれど、江崎グリコのWebサイトでは動画をいつでも見られる。もっとも、サザエさんはキャラクターが歳を取らない作品だ。もし歳を取っていくとすれば、漫画は終戦直後の1946年に始まっているから、そこから勘定すれば最年少のイクラちゃんですら60歳以上だ。
めたるまん(山崎一幸)
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