【2008/09/16】
■ USBで本当に制御する、食パンに図形を焼き込むトースター登場
本来はデジタルデータを転送するためのUSBコネクターに、数百ミリアンペアの電流が取り出せる5Vの電源端子がついていたために、USBを電源としてだけ使う電動のおもちゃなどが無数に誕生した。扇風機や電熱器など、動作にPCがまったく関与しない電気製品が、PCのコネクターにつながるさまはアンバランスで楽しいものだ。さて、本気でPCが制御するトースターが「エルエル」で紹介されていた。スウェーデンの家電メーカー、エレクトロラックスで作られたものだ。ホットサンドメーカーのような外観の中には、精巧に作られた動くヒーターが組み込まれているようで、かなりくっきりとした図形を食パンの表面に焼き込むことができるようだ。ニュース記事を食パンの上に焼き込んで、読みながら食べる、なんてこともできそうだ。現在あるのは試作品のみで製品化の予定はなさそうなのが残念だ。
めたるまん(山崎一幸)
■ シュレッダーにかけた紙を人力で復元するとどれぐらいかかるか?
ここ数年、家庭にもペーパーシュレッダーが普及しつつある。昔なら丸めてゴミ箱に捨てていた明細書や請求書なども、個人情報を取り扱う意識が高まるにつれて、読める状態で回収されることに抵抗感が出てきたわけだ。筆者が住む埼玉の片田舎でも、最近は裏の空き地でたき火をするのもははばかられるようになって、他人に見られたら恥ずかしいような手紙や写真を自分の手で燃やしてしまうのが難しくなってしまった、なんてこともある。さて、そのシュレッダーだけれど、細かく切り分けられた紙片をまたつなぎ合わせたらどれぐらい時間がかかるのかを、「探偵ファイル」で実験していた。プリントしたA4の用紙を1枚だけ、シュレッダーにかけたものを復元するだけで、なんと6時間近くかかっている。さらに、数枚の紙をシュレッダーにかけて混ぜてしまえば、ぐっと時間が増えることは間違いない。これは安心してよさそうだ。
めたるまん(山崎一幸)
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