【2008/10/16】
■ ストリートビューで、交通規制を無視した撮影が発覚
ストリートビューに関して、この週末に2ちゃんねるで議論が展開されていた。町田市議会が政府などに、ストリートビューの規制や法整備を求めたことをテーマにしたもので、4日間に3本のスレッドが開設され、合計3000件の投稿があった。極論や、法律の勝手な解釈なども多いのだけれど、冷静なやりとりも多く、興味深いものだ。さて、「高木浩光@自宅の日記」でまた深刻度の増した指摘があった。ストリートビューの撮影車が、交通規制を無視して撮影していたというのだ。東京都公安委員会が設置した規制標識を無視し、道路に侵入して撮影した映像を、ストリートビューのサイトで広く公開していた。はてなブックマークでは、HDPEさんが「違法行為コンテンツをウェブで公開するなんて、リテラシーのないバカがmixiでやることだと思ってたら、まさかGoogleが」、vifam84さんが「違法・脱法行為をネット上にUP→指摘を多方面から受ける→元記事削除、って個人ブログなら大炎上レベル」とコメントしていたのが印象的だった。
めたるまん(山崎一幸)
■ 問題議員のウィキペディアの項目を、衆議院内部から削除の痕跡
ウィキペディアは基本的に、誰でも編集することができる。無数のユーザーが大勢で手がけるから、内容も充実して、間違いもすぐに修正されるという理屈だ。ただし、記事には中立的な観点が求められるため、自分自身に関する記述については編集を控えるべきとされている。7月に、参議院議員の円より子さんの項目が参議院内部から編集が加えられ、その執拗さから編集保護の措置になったことを当欄で紹介した。現在2ちゃんねるで話題になっているのは、衆議院議員の前田雄吉さんの項目だ。履歴を見ると、衆議院内部からの編集が加えられているのだ。前田議員は、マルチ商法業者から講演料を受け取っていたことが問題となっているが、編集ではマルチ商法関係の記述を削除していた。現在のところ、衆議院内の誰がウィキペディアに手を加えたのかは特定できていない。
めたるまん(山崎一幸)
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