【2009/06/02】
■ アニメーターのわずかな収入に、愕然とする海外ネットユーザー
文化庁が「国立メディア芸術総合センター」なる施設を計画中だ。マンガ、アニメ、ゲーム、あるいは映画やCGなど新しい分野の芸術を展示し、また人材育成や調査研究のための拠点となる建物らしい。民主党が「国営マンガ喫茶」と批判しているものだ。筆者も、このネット時代にハコモノが新しくできあがるのを想像するだけでもう胸焼けがしてくるわけだけど、さておき。「誤訳御免!」で紹介していたのは、日本のアニメーターの年収に対する、海外の反応だ。20代の若手アニメーターの年収が100万円ほどだと聞いて、海外のネットユーザーが愕然とする反応が取り上げられている。この分野の人材育成に本当に必要なものはいったい?
めたるまん(山崎一幸)
■ 楽しい五・七・五を書くと、悲しい七・七で台無しにされるスレ
日本には世界に誇る文化がたくさんあるわけだけれど、俳句や短歌もその1つだ。音節と文字数が一致する、ひらがなやカタカナが日本語の基本を支えていることもあって、五・七・五や五・七・五・七・七の形式で言葉を集めることは、作品の出来を問わなければ、簡単なパズルのような楽しい作業だ。「ワラノート」で、「楽しい五七五を書くと、悲しい七七で台無しにされるスレ」を紹介している。もとは2ちゃんねるのニュース速報VIP板に登場したスレッドだ。五・七・五で描いた楽しい情景が、続く七・七の投稿で悲しい印象にがらりと変化する。この組み合わせがスレッド1本にみっしりと投稿してある。「古事記」のころから連綿と親しまれる日本独特の定型詩が、現代の日本人の生活を描き出し、しかも見事なギャグになっている。一見の価値あり。
めたるまん(山崎一幸)
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