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【業界動向/通信事業】

KDDなど3社、無線回線による通信サービスの会社設立

 KDDは5日、無線を使って末端利用者までの通信接続サービスを提供する新会社を、無線通信会社の米ウィンスターコミュニケーションズ、住友商事との3社の合弁で設立し、郵政省に第一種電気通信事業許可と無線局電波免許を申請したと発表した。

 新会社「ケイディディ・ウインスター」は、KDDの中継局と接続された基地局を設置し、ユーザーと基地局の間で高速の無線接続サービスを提供する。NTTにほぼ独占されている中継回線から加入者までの市内回線に無線を使い、一貫した通信網を自前で構築するのが狙いで、国内では日本テレコムが昨年夏から同様の事業を始めている。

 新会社の資本金は10億円。出資比率はKDDが55%、ウィンスターが35%、住友商事が10%。5月から首都圏の企業やインターネット接続業者など大口ユーザーを対象にサービスを始める計画。

('99/1/5)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp