■URL
http://www.ogara.com/press/press015.htm
21世紀に電子商取引とインターネットは企業にとって爆発的な発展の機会をもたらすだろうが、それには情報のセキュリティが伴っていなければならない。――こう述べるのは、Kroll-O'Gara社のCEO、Jules B. Kroll氏。
同社では政府や企業、特定の個人などに対し、ホワイトカラーの犯罪、詐欺、物理的攻撃、脅迫、暴力、情報の改竄などに対処するための情報提供や訓練、製品の提供などを行なっている。そして同社は、これらのサービスの1つの分野としてコンピュータセキュリティを加えるべく、シリコンバレーにあるコンサルタント会社Securify社を買収した。
Securifyの設立者Taher Elgamal氏は、Netscapeのチーフサイエンティストであった経歴の持ち主で、SSLといったセキュリティ技術を開拓したほか、Elgamal暗号の発明者としても広く知られている。さらに、Securifyにはこうしたアカデミックな経歴の人々だけでなく、著名なハッカーKevin Mitnickの追跡劇で一役買ったMark Seiden氏など、実務的なセキュリティ分野に通じた人物もいる。
こうした人材を得たことで、Kroll-O'Garaではコンピュータ犯罪に関するコンサルティング業務を発展させていく予定だ。
('99/1/7)
[Reported by Taiga Aoki]