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【業界動向】

独自で光ファイバー網を敷設、CATV各社で技術/業務提携が続く

■URL
http://www.nns-catv.co.jp/ (日本ネットワークサービス)
http://www.titus.co.jp/ (タイタス・コミュニケーションズ)
http://www.jcom.co.jp/ (ジュピターテレコム)

 国内のCATV各社で技術/業務提携が相次いでいる。独自に光ファイバー網を敷設し、相互接続したり、放送設備を共同利用するというものだ。いずれもインターネット接続サービスの拡張も視野に入れた提携となっている。

 山梨県内のCATV会社、日本ネットワークサービス(甲府市)、山梨シーエーティービー(山梨市)、峡東テレビ事業共同組合(塩山市)の3社は、それぞれの回線を光ファイバーで相互接続すると発表した。相互接続によりそれぞれの制作番組を他地区でも放送するほか、インターネット接続サービスを開始していないエリアの加入者でも接続できるなどのメリットがある(現在、CATVインターネット接続サービスを提供しているのは、日本ネットワークサービスのみ)。日本ケーブルネットワークスによると、具体的なサービス内容等は現在検討中だが、4月頃には開始したいとのこと。

 一方、CATV統括運営会社の株式会社タイタス・コミュニケーションズと株式会社ジュピターテレコムの2社は、傘下の局が所有するヘッドエンド(番組送出設備)間を光ファイバーケーブルで接続すると発表した。両社ともサービスエリアを拡張する方向にあるが、そのためにはお互いのサービスエリアを通過する必要があった。そこで両社は、共同で光ケーブルを敷設し共有することにした。ただし、お互いのサービスを利用できるという意味での相互接続はしない。タイタスでは「今後予想されるデータ通信量の増加を考慮するならば、他の通信業者の回線を利用するよりも、長期的には経済的で、安定した回線が確保できる」としている。なお、両社は、他のCATV事業者や電鉄会社などにも協力を呼びかけさらなる光ケーブル網を整備を目指すとのこと。

('99/1/8)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp