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日本音楽著作権協会(JASRAC)は、同協会が管理している音楽データベースを4月からインターネット上で公開する。利用は無料で、曲タイトルなどから作詞/作曲者などを検索できる。
JASRACが保有している音楽データベースには約145万曲が収録されており、作家への著作権料の支払いなどの内部利用や音楽利用者がその楽曲の権利者を探すといった用途に利用されてきた。従来は非公表であったが(関係者にはCD-ROMで販売)、今回は、権利処理の済んだ約115万曲分をインターネット上に公開する。情報の更新は3カ月に1回。
データベースは、曲タイトルやタイトルの一部から検索することが可能で、検索結果としては、作詞/作曲者、著作権を持つ出版社、楽曲に付けられるコード番号を表示する。また、同じ言葉を含むタイトルが多い場合は、該当する曲を一覧で表示する。
JASRACによると、今後は、すでに著作権が切れた曲や、海外の作家による曲に関してもインターネット上で検索できるようにするほか、将来的には、日本レコード協会、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)と協力して、それぞれの持つデータベースを連携させる構想もあるとのこと。
なお、米国の音楽著作権管理団体「ASCAP」と「BMI」はすでにインターネット上にデータベースを公開しており、著作者の検索ができるようになっている。JASRACも含めて、本来、音楽を使用する事業者を対象に公開されているものだが、好きな曲の作者をちょっと知りたい時など、音楽好きな一般の人も利用できそうなサービスだ。
('99/1/18)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]