■URL
http://www.jump.com/
http://www.jump.com/corporatePressR1.html
Web上にカレンダーやスケジュール帳、アドレス帳を載せて個人情報を管理することがトレンドになりそうだ。例えば、Yahoo!はWebCalというベンチャーを買収し、スケジュール管理機能やアドレス帳をポータルサイトにおけるサービスの一部として提供している(本誌'98年8月21日号参照)。
そして18日、コーネル大学の学生たちがベンチャー企業Jump Networksを立ち上げ、こうした個人情報管理機能をWeb上で提供することで一儲けを目論んでいる。
同社のWebサイト「Jump!」は、誰でも無料で登録し、予定を細かく書き込めるスケジュール帳やアドレス帳、Webベースの電子メールを自由に利用できるようになっている。それらのデータをPDAなどとシンクロさせることも可能だ。
現在はベータテスト中のため、カレンダーに付属する情報として、テレビ番組表しか利用できない。それでも将来的には、占い、天気情報、ロイター提供のニュース等もその日の予定と一緒に表示されるようになる(ただし、いずれも米国人向け)。同社では、コンサートのチケットの販売予定を表示するなど、電子商取引をも視野に入れている。
こうした本格的なWebベースの個人情報サービスは、日本ではまだ提供されていない。しかし、調査会社IDCのアナリストMike Comiskey氏は「Webベースの電子メール、カレンダー、スケジュールのようなサービスを無料で提供するというトレンドは、今後もその勢いを持続するだろう」と述べ、こうしたサービスがなお続々と登場することを予測している。
('99/1/19)
[Reported by Taiga Aoki]