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http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199901/99-0120/index.html
Sun Microsystemsが提唱する「Jini」と、ソニー、Philipsなど大手家電メーカーが提唱する「HAVi(Home Audio-Video interoperability)」の相互接続。Sun、ソニー、Philipsの3社が19日、それを実現するための技術を共同で開発していく意向であることを明らかにした。
Jiniは、Javaベースの分散コンピューティング技術。PCやPDAなど、様々なコンピュータ・デバイス間でデータを交換したり、処理パワーを共有したりできる。
一方のHAViは、IEEE1394をインターフェイスとして持つ複数の異なるAV機器等を相互に認識させ、データ交換や様々なオペレーションを可能にするために用いる技術。日立、松下、シャープ、ソニー、東芝、Philips、Thomson、Grundigの大手家電メーカー8社が提唱している。
仕様の違いこそあれ、異なるデバイスを相互に接続し、制御を可能にするという点では、JiniもHAViも同じコンセプトの上に立っている。両者を結びつけることで、例えば、会社のパソコンから自宅のビデオデッキを操作し、録画予約するといったことができるようになる。
Sunの家電組込機器グループ長のMark Toliver氏は「HAViがJavaプラットフォームとJiniテクノロジーと相互接続することによって、ハードウェアメーカー、ソフトウェアデベロッパー、サービスプロバイダーが革新的な製品を作るための大きな機会が開かれることになる」と述べ、新しい家電の利用方法や技術開発への期待感を表明した。
('99/1/20)
[Reported by Taiga Aoki / Hiroyuki Et-OH]