AOLジャパン株式会社は、AOLの会員数が1月7日に20万人になったと発表した。'98年10月に15万人を超え、3カ月で5万人増。中でも、12月の会員純増数は約2万7千人と、過去最高の伸びだったという。
しかし、不況の煽りを受けて入会数に伸び悩むプロバイダーが多い中、少々疑問に思える数字でもある。パソコンへのAOLソフトのバンドルや入会の簡便さが受けている理由としており、社長の佐藤氏は、「個人向けのパソコン販売が好調で、初心者層の圧倒的な支持の結果。95%が自宅でAOLを利用している。また、ドリームキャストネットが好調なのは心強いこと。コンテンツの多さが勝負。もっと面白いものや物が買いたいと思ったとき、AOLは有効」と語った。
なお、人気があるコンテンツは、恋人探しやメール友達を募集できる「出会い系」だという。同社によれば、「女性ユーザーも3割を超えている。昨年はAOL内で知り合い結婚したカップルが10組以上いるほど」とのこと。
なお、26日より新バージョンのソフト「AOL4.0(Windows版)」を配布する。簡単なフォトレタッチ機能やメール本文に写真を張り付けられる機能などを追加。メニューアイコンなども大幅に変わった。Microsoft社のIE4.0を標準装備している。Netscape社を買収した背景から、Netscape Navigatorの採用なども気になるところだが、「AOLには、ビギナーが1,500万人いる。迷惑をかけるような舵取りはない」としている。
なお、Mac版は現在βテスト中で、3~4カ月後のリリースを予定とのことだ。
('99/1/21)
[Reported by junko@impress.co.jp]