■URL
http://www.whitehouse.gov/WH/New/html/19990122-7214.html
クリントン米大統領は22日午前、ワシントン市内の米科学アカデミーで演説し、オウム真理教による地下鉄サリン事件のような、新たなタイプのテロの脅威から米市民を守るため、国内外のテロリストによる生物・化学兵器攻撃や、コンピューターネットワーク破壊を狙った「サイバーテロ」への対策を発表した。これまでの通常のテロ対策費70億ドルに加え、新手のテロ対策費として計約28億ドルを認めるよう議会に要求している。
大統領は「高まる脅威への対応」として、(1)生物・化学兵器攻撃への対策費として2000会計年度予算に約14億ドルを要求(2)全米で警官、消防士、病院職員らにテロの対処法を訓練(3)医薬品、ワクチンの開発・貯蔵(4)コンピューター侵入など「サイバーテロ」対策に14億6千万ドルを投入、専門家を雇用し「サイバー部隊」を創設すること―を明らかにした。
('99/1/25)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]