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【特集】

「インターネット対応マンション」が普通になる?

 史上最低水準と言われる住宅金融公庫基準金利、そして住宅取得促進税制の拡充と、マンションを購入するには今がいいチャンスかもしれない。

 最近では、長谷工コーポレーションがNTTと提携しインターネットマンションの開発を発表するなど、今後、接続設備を最初から組み込んで施工するマンションが増えてきそうだ。マンション選びは、価格、環境、そして設備などがポイントとなるが、そこに「インターネット対応」という新たなポイントが加わりそうだ。

 今回の特集では、そういったインターネットマンションの現状を取り上げてみた。また、分譲マンションに限らず最初から接続環境を備えた建物(賃貸アパートなど)は今後増えてきそうなので、「マンションなんて買うつもりないよ」という方も是非読んでいただきたい。

インターネットマンションとは
長谷工コーポレーションの場合
その他大手デベロッパーの動向
STB、CATVを使ったインターネット対応マンション
住んでる人に聞いてみました
ネットワーク管理会社に聞く
今後の動向
関連サイトリンク

インターネットマンションとは

 インターネット対応のマンションとしては、全戸に専用のSTB(SetTopBox)を設置するパターンもあるが、ここでは、「マンション構内にLANを構築しインターネットと接続、ほぼ専用線状態で利用でき、各住戸には10Base-Tの接続口が設置されている」場合を“インターネットマンション”として紹介したい。

 それらのLAN回線や接続口などの設備は、通常マンション構内に敷設される電気の配線や電話線と同様の「設備」として施工される。その設備を利用したインターネット接続サービスは、例えば最近のマンションで多く見られる「CS放送対応」のように、マンションの付加価値として提供される。なお、インターネット設備はエレベーターや非常階段などと同じく「共有物」扱いになる場合が多い。

 そんなインターネットマンションのメリットは次の通り。
 ・接続料金が低い(月額2,000円程度の定額制か管理費に組み込まれて見かけ上無料)
 ・通話料金がかからない
 ・24時間常時接続
 ・高速な通信
 ・特別な配線工事が不要

 なお、本誌で「インターネットマンション」が初めて登場したのは'96年のこと。エム・シー・コーポレーションによる「インターネット対応プレールマンション」を'96年6月27日号のコラムで取り上げている。同社は、首都圏に計4棟のインターネット対応マンションを開発/販売しており、現在すべて完売している。

エム・シー・コーポレーション「インターネット対応マンション」
http://www.mcgroup.or.jp/plaire/inet.htm

 このエム・シー・コーポレーションの場合は、同社がプロバイダー業務を行なっていることもあり、ネットワークの保守やサポートなども一括して請け負っている。
 その後、大阪や長崎などの建設業者がインターネット対応のマンションの開発に乗り出していた。

 そして、'98年に入り、長谷工コーポレーション、三井不動産、住友不動産などの大手デベロッパーがインターネットマンションの開発に乗り出してきた。
 これら大手の企業によるインターネットマンションの特徴として上げられるのは、「NTT」との協力体制だ。比較的安価に常時接続回線を利用できる「OCN」のサービスを利用してマンションにインターネット環境を提供するというものだ。関係者は「ODNでもDIONでも問題はないはずだが、デベロッパー側からNTTのOCNにして欲しいという要望が多い。NTTという名前の安心感でしょうか」と語っている。
 その中でも、次に長谷工コーポレーションの事例を紹介してみたい。

長谷工コーポレーションの場合

http://www.haseko.co.jp/tsukiji/ (長谷工コーポレーション)
http://www.haseko.co.jp/tsukiji/more01.htm (モア・クレスト築地)

モア・クレスト築地 マンション設計/施工の長谷工コーポレーションは、NTTとの提携により、インターネット接続やシステム保守の容易な分譲マンションの開発に乗り出している。
 現在開発/販売しているのは東京都中央区の「モア・クレスト築地(右図)」(83戸:'99年8月竣工)」と東村山市の「フィオーレの街」(218戸:'99年11月竣工)の2件。マンション構内に構築されたネットワークはOCNに接続する。
 「モア・クレスト築地」では、月額2,200円(予定)の定額料金で使い放題。回線の通信速度は128kbps。各戸にハブが設置してあり、1戸当たり4カ所程度の10base-Tの口を設置できる(設置場所を指定する場合は別途料金)。また、建物内の専用室にサーバーを設置しており、保守、メンテナンスは、NTTの子会社NTTテレコムエンジニアリング東京が担当している。また、ビギナー対象に、パソコン選びから設定までサービスする「おたすけパック」も用意しているとのこと。

 長谷工によると、モデルルーム来場者に対して行なったアンケート結果では、90%以上が「インターネットを利用したい」と回答したという。
 また、NTTとの提携については、「弱電ケーブル(電話線など)の敷設技術で特許を取っている点が評価された」としている。長谷工は、あらかじめ余裕を持った配線設計を行ない、建設後に利用するメディアが増えても対応できるようにするいう集合住宅向けの情報配線システム「マルチメディア配線システム」を'97年2月に発表しており、事業主に提示していた。

 同社は、今後もインターネット対応のマンション開発を続ける予定で、'99年度には3,000戸のインターネットマンション分譲を目指している。この3,000戸という数字は、同社の'99年度販売目標10,000戸の3割。デベロッパー、購入希望者からもインターネット設備に関する要望は強く、今後はインターネットマンションの割合も増すだろうとしている。

その他大手デベロッパーの動向

 その他、現在、大手デベロッパーが開発/販売中のインターネットマンションから比較的大規模なものを紹介したい。多くがOCNを利用しており、低価格で常時接続環境を提供するサービスの登場がインターネットマンション開発を進ませている。

住友不動産
http://www.sumitomo-rd.com/jyutaku/tower/
http://www.archinet-japan.or.jp/release/releasesub650.html
 住友不動産は新宿区に「西早稲田シティタワー(新宿区、151戸、竣工3月下旬)」を販売中だ。こちらは、「OCNスタンダード」を利用しており通信速度は1.5Mbpsとなっている。現在、同社で開発しているインターネットマンションはこの1件のみ。今後は「増やす予定ではあるが、具体的な物件名までは決まっていない」とのこと。

穴吹工務店
http://www.anabuki.co.jp/news/19981030.html
 穴吹工務店の「サーパス平尾駅前」(福岡市、120戸、竣工2000年)。ここは、構内LAN+専用のSTBを全戸に設置する。STBは、日本電算機のインターネット端末「iBOX(LAN対応タイプ)」。インターネットへの接続は「OCNエコノミー」を利用する。特徴は、なんと言っても普通のテレビがそのまま使える点だ。一般のパソコンを持たない入居者に対して一番間口が広い形と言えそう。

東急不動産
http://www.tokyu-land.co.jp/kansai/koyoen/koyoen.htm (アルス甲陽園)
http://www.tokyu-land.co.jp/sumai/towns/aoba/index.html (グラン・ジャルダン)
 「アルス甲陽園」(兵庫県、80戸、竣工2月下旬)は、1カウントの料金980円。1住戸あたり5アカウントまで取得可能だ。インターネットへの接続は「OCN」を利用。なお、同社では、全戸にWebTVの端末を設置する「あおば山の手台 グラン・ジャルダン」(横浜市、520戸)の販売を開始している。こちらは、構内LANではなく通常の電話回線で接続する。しかし、同社によると現状で新たにインターネット対応マンションを建設する予定はない。担当者は「全員がインターネットを利用する訳でもないだろうし、最初から対応することで、結果的に購入者にコスト負担させるのはどうかという考えがある」と語っている。

野村不動産
http://www.nomura-re.co.jp/
 野村不動産では、3月にインターネットマンション「武蔵小金井マンション(仮称)」(武蔵境、471戸)を販売予定。詳細はまだ決定していないが、担当者は「他のインターネットマンションとはひと味違うものになりそう」とのこと。

 このほか、地方では中小のデベロッパーがマンション/アパートなどを中心に展開している。特徴は「賃貸」が多いことだ。賃料は低めで「学生向け」や「単身者向け」を謳っているいるところもある。インターネットへの接続もOCNを利用するものから地域のプロバイダーを利用するものまで様々だ。例えば、検索サイトで「インターネットマンション」をキーワードに検索してみると、多数のインターネットマンションのホームページを見つけることできる。また、インターネット接続機器販売会社「エーティー・ワークス」のページでマンションへの納入実績を見ると、特にホームページは持っていないがインターネット接続しているマンション/アパートが数多くあることがわかる。

株式会社エーティー・ワークス
http://www2.atworks.co.jp/
http://www2.atworks.co.jp/kouji.html (インターネットマンション工事実績)

STB、CATVを使ったインターネット対応マンション

 「構内LAN+パソコン」のインターネットマンション以外に、CATV網を利用した例やSTBを活用したマンションを紹介しておきたい。

CATV
 通常、マンションなど集合住宅に引き込まれたCATV回線は、受信だけの一方向で利用するようになっているので、インターネットの特性である双方向性を活かすためには、新たに双方向通信の可能な配線に代える必要がある。このようにすでに建設されているマンションでCATV網を利用するのは困難だが、総合地所株式会社の「ルネ大和・公園通り」(神奈川県、47戸)は、最初からインターネットを利用できるCATV網を敷設している。
「ルネ大和・公園通り」
http://www.sohgohreal.co.jp/pj/yamato.htm

STB
 東急不動産や大分県の本多産建などは、全戸に「WebTV」端末を設置する。しかし、利用するには電話で接続する必要があるので、実質的に個人で利用するのと変わらない。この場合のメリットは、端末を無料でもらえることと、インターネットを「回覧板」や「掲示板」など住人のコミュニケーションに利用できることだろう。
株式会社本多産建
http://mmi.co.jp/sanken/

住んでる人に聞いてみました

 常時接続、低料金など魅力いっぱいに見えるインターネットマンションだが、住んでいる人はどのような意見を持っているのだろうか。実際に、昨年新宿区に建設されたインターネットマンション「早稲田鶴巻町パーク・ホームズ」(三井不動産)にお住まいのAさんにお話を聞いてみた。
購入にあたって----

ウォッチ編集部(以下W編)マンション選びにあたってインターネット接続サービスの有無は大きなポイントになりましたか?
A:いいえ。実際のマンション選びでは資金計画やどの沿線にしようかとかの方が大きな問題ですので。それが大きなポイントになるということはなかったですね。ただ、やっぱり(インターネットサービスには)惹かれるました。それが、同じ条件の物件がいくつかある中で最終的に決定するポイントになったことは確かです。
W編モデルルームにも行かれたと思うのですが、インターネットサービスについては販売側で大きくアピールしていましたか?
A:事前に集めていたパンフレットでは「住んだその日からインターネット」とかのキャッチフレーズが入っていて結構アピールしていたんですが、実際のモデルルームではそれほど大々的にはアピールしてませんでした。購入が決まってからの入居者説明会の中では多少の説明がありましたが。
W編不動産販売会社側のインターネットサービスに関する説明は十分でしたか?
A:十分とは言えませんね。例えば「回線の太さはどれくらいですか?」と聞いても「担当の者に聞いてみます」の一点張りで。その場で答えてもらえたことはないです。
 まあ、向こうからすると基本的に違う業種のことなんであまりわからないのも当然なのかもしれませんが、こっちとしてはそんな安い買い物ではないので、キチンと説明できるようにはしてもらいたかったですけどね。
入居後----
mac部屋W編実際に入居された後は、どのくらいで使えるようになりましたか? 設定は簡単でしたか?
A:希望メールアドレスなどを記入した申込書を提出して、だいたい1週間後くらいからです。しかし、設定用にもらった説明書は多少不親切でした。ネットワークの設定等の解説はWindows用のものだけでMacintosh用がありませんでした。
W編実際に使われた感想は?
A:まず、時間を気にしないで使えるところがよかったです。それまでは従量制のプロバイダーでしたから。
W編使っている中で不満はありますか?
A:はい。通信スピードが思ったより遅いですね。14kbps以上出ないんです。サポート会社に聞いたところ、他のユーザーからはそんなクレームはないとのことなので、個別の問題かも知れませんが。現在様子を見てます。
 あと、問題だなと思ったのは、Windowsの「ネットワークコンピュータ」からマンション内の他のユーザーのファイルが見えちゃったんですよ。セキュリティはどうなってるのかと不安になりました。特に管理会社からのアナウンスもないし。
W編どんな点をメリットとして感じますか?
A:料金を気にしないで使えるところですね。以前は、月に6,000円~8,000円のプロバイダー料金と、プラス電話料金がかかってましたから。LANボードの購入で出費はありましたが元は取りました。あと、パソコンの電源を入れるだけですぐにインターネットが使える点がいいですね。
 スピードが遅いという話をしましたが、実はそれほど気になってないですね。例えばソフトのダウンロードに「残40分」とか表示されても、まあいいや、その間雑誌でも読んでようか、という感じです。変な話ですが、気持ちが大きくなったというか、精神面でのメリットが一番大きいような気がします。
W編これからインターネットマンションを買おうという人にアドバイスをお願いします。
A:そうですねえ。まず、マンションは生活する所ですから、最低限の設備や環境が第一で、その上でインターネット対応の物件があったらそれはもう「買い」だと思います。でも販売会社側では、あまりインターネットの知識がない場合が多いので、徹底的によく内容を調べておく必要があると思います。十分過ぎるくらい慎重になってもいいと思いますよ。非常に高い買い物ですから。私なんかあと35年もローンが残ってて頭痛いです(笑)。
W編ありがとうございました。
ネットワーク管理会社に聞く

 住人から「セキュリティに問題あり」と指摘されたこのインターネットマンション。実際にネットワークの管理を行なっている日商エレクトロニクス株式会社に管理体制などを聞いてみた。日商エレクトロニクスは、コンピューター周辺装置、伝送用装置などの開発/販売のほか、大学、民間企業等へのLAN導入などを事業としており、集合住宅へのLAN導入は今回が初とのこと。

日商エレクトロニクス
http://www.nissho-ele.co.jp/

ウォッチ編集部(以下W編)マンションへのインターネット導入という話は、どこから要望があがるのでしょう?
日商エレクトロニクス(以下N):主に不動産会社の「マンション企画担当者」から提案される場合が多いです。これは、その会社の持つマンション全般ということではなくて、個別のマンションごとの企画ということです。そこで、物件の付加価値として「CS放送対応」や「TES式床暖房」などのほかに「インターネット接続」も一つの付加価値として登場してきたと。日商エレクトロニクス側で受けているのは、建設時のネットワーク敷設と保守/管理、ユーザーサポートの部分で、PCプロダクト事業部が担当しています。実際の敷設工事は、デベロッパーとその下請け工事会社が行なうのですが、まだ、LAN敷設の経験が少ない場合が多い。そこで各部屋の端子加工を行なうこともあります。
W編LAN回線の敷設自体にかかるコストはどのくらいなんでしょう?
N:壁の中に通すCD管(ケーブルなどをまとめる管)の作業工賃など含めて、今回1戸当たり10万円ほどのコストがかかりました。
W編「早稲田鶴巻町ホーム・パークス」のネットワーク構成/サービス内容は? また利用者数を教えて下さい。
N:構内LANをNTTの「OCNエコノミー」に接続しています。DNSサーバー、メールサーバーは、富山県の企業のホスティングサービスを利用しています。当初はマンションの管理人室にサーバーを設置する予定でしたが、セキュリティや保守の問題からホスティングサービスを利用することにしました。
 サービス内容は、WWW、電子メールなどです。ホームページの開設などのサービスはありません。NAT(Network Address Translator)で各ユーザーにIPアドレスを割り当ててますので、サーバーを立てることはできません。
 利用者は全世帯中、半分近い25世帯から申し込みがありました。メールアドレスは特に上限を設けないで受け付けたので、47件申し込みがありました。家族全員分のアドレスを取った方もいるようです。ただ、どれくらいの人が実際に使っているかは不明です。
W編インターネットマンションを管理するに当たって何か問題となっていることはありますか? 住人から「他のユーザーのファイルがネットワークで見えた」という声も上がっていますが。
N:回線の敷設など工事的に問題となる部分は少ないのですが、利用料金の設定等で後々問題となる場合があります。鶴巻町の場合は、1回線だけ引いていますが、当初の契約で、回線を増強する場合はマンション事業者の負担ではなく、マンション管理組合側で負担しなくてはならないという事態が発生する可能性があります。また、利用料金もインターネットを使う使わないに関わらず「管理費」に組み込まれ全居住世帯が払う形になっています。
 また、他のインターネットマンションでは、インターネット利用者のみが月額で使用料を払うというパターンもあります。その場合、ある程度の利用者数を見込んで料金設定をする訳ですが、利用者が思ったより少なかったり途中でインターネット利用を止めた人が出た時に、どこかでその分の補填をしなければならない。その辺りは、現状で各社割り切ってサービスを提供しているようですが、今後しくみ作りが課題になってくると思います。
 セキュリティについては、このマンションに関しては特別にかけてません。コストの問題もありまして。もちろん外からの侵入は防いでいるのですが、LAN内では、もしファイルを共有にしていたら見えてしまいます。各自気を付けてもらうしかありません。
W編ありがとうございました。
※なお、日商エレクトロニクスでは、今後もインターネットマンションは増えて行くだろうと予測している。上記マンションのほかには、リクルートコスモスの「コスモ南行徳」(千葉県、68戸)、日商岩井不動産の「ソフィア目白」(目白区、99戸)、「ソフィア勝ちどき」(中央区、140戸)、三井不動産の「中村橋パーク・ホームズ オーチャードコート」(練馬区、47戸)の4棟のインターネットマンションの保守/サポートにあたる。いずれも現在販売中の物件だ。

日商岩井不動産
http://www.nir.co.jp/
http://www.nir.co.jp/mejiro/index.html (ソフィア目白)
http://www.nir.co.jp/kachidoki/index.html (ソフィア勝ちどき)

今後の動向

 今回お話を聞いたデベロッパーの多くは、インターネット対応のマンションを増やしていく予定であるとしている。今後は「CS放送対応」などと同じように、マンションの付加価値として一般的に設定されると見てよさそうだ。

 また、現状でNTTの「OCN」を利用している場合が多いが、将来的には、NTT以外のキャリアの協力により、インターネット接続とともに電話料金も込みで低料金にするといったマンションも出てきそう。

 しかし、料金体系(全員が負担するか利用者のみが負担するか)やセキュリティなど現状で抱えている問題がある。また、将来何10年にも渡って暮らすマンションが、おそらくこれからも凄まじいスピードで進化していくであろうインターネットに、どこまで対応していくことができるのかは難しいところだ。

関連サイトリンク

 最後に、インターネットマンションに関する情報を掲載したサイトを集めた。実際に住んでいる人の体験談などを紹介したい。

「専用線付マンションに引っ越したゾ!」
http://www.nonbee.co.jp/~leo/note/index.html
 九州のインターネットマンションに引っ越した人の体験談。使用感などを日記形式で紹介している。

「インターネットマンションが抱える危険性」
http://www.dit.co.jp/mantion/index.html
 株式会社ディアィティによるページ「インターネットマンション・ビル構築」の1コーナー。セキュリティ機能を備えていないマンションの危険性を指摘している。また、そのようなマンションに対し「リスクを伴うサービスは、付加価値ではない」と手厳しい。

九州発インターネット特集「インターネットをマンション設備に」
http://www.u-netsurf.or.jp/nkr-ad/kyushu/special/vol9/vol9.html
 日本経済新聞社西部支社広告部による特集ページ。ダイア建設九州支店のインターネットマンション「ダイアパレス室見」を例に紹介している。マンション購入者年齢層とインターネットユーザー層の重なりを指摘している。

ジャパンメディアシステム
http://www.archinet-japan.or.jp/release/releasesub650.html
 「西早稲田シティータワー」にインターネット接続システムを導入したジャパンメディアシステム株式会社のページ。同マンションのシステムを紹介している。また「従来のインターネットマンションではコストを下げるため安価なシェアードハブを採用することが多く、各住戸のパケットがすべての住戸から盗聴が可能であり、セキュリティに問題があった」と指摘している。

('99/1/25)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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