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http://www.cwc.co.jp/whatsnew/002.html
IIJ、ソニー、トヨタ自動車の3社が設立した株式会社クロスウェイブ コミュニケーションズは、4月から予定しているサービス概要の詳細を発表した。ただし、料金については3月をめどに発表するとしている。同社は、'98年12月に第一種電気通信事業の許可を受け、データ通信専用の大容量・高速回線を提供していく会社。
提供するサービスは3種類で、任意の2点間を高速回線で接続する 「高速バックボーンサービス」、Point to Multi-Point(1対多)のプラットフォームを提供する「ネットワークプラットフォームサービス」、全国77カ所のアクセスポイントからダイヤルアップ接続ができる「ダイアルアップポートサービス」を予定。
「高速バックボーンサービス」の提供帯域は1.5Mbps、45Mbps、150Mbps、600Mbpsの4種類。600Mbpsのサービスは、日本初という。「ネットワークプラットフォームサービス」では、距離ではなく、接続ポイント数や利用帯域などに基づいた料金体系になるという。
サービスは、'99年4月には東名阪、北陸地域の25カ所で開始する。'99年10月からは北海道~九州までの全国44カ所、2000年3月~全国の都道府県(沖縄を除く)の77カ所でサービスを提供する見込み。
通信インフラには、トヨタの関連会社であった日本高速通信(テレウェイ、現KDD)の回線網から半永久的に借り受けた光ファイバーケーブルを利用。「DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)」と呼ばれる、光ファイバー上の情報伝送量を増大させる技術を利用し、当初100ギガまでの拡張性を持つという。
('99/1/26)
[Reported by junko@impress.co.jp]