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【業界動向】

LiquidAudioなど48社が参加

MP3に「デジタル署名」、米国で音楽配信の新団体が発足

■URL
http://www.liquidaudio.com/press/archive/1_25_99a.html (Genuine Music)
http://www.riaa.com/SDMI/121598.htm (SDMI)

 音楽配信システムの開発で知られる米Liquid Audio社は、レコードレーベルなど音楽関連企業48社による団体「Genuine Music Coalition」を結成すると発表した。

 主な参加企業は、Rycodisc、SubPopなどのレコードレーベル、MusicMatch、XING、GoodNoiseなどのMP3関連企業のほか、著作権管理団体のSESACや、CDnow、Music BoulevardなどのCD販売サイトも参加している。

 Genuine Music Coalitionの目的は、デジタル音楽の新標準フォーマット「Genuine Music」の推進。Genuine MusicはMP3などの音楽フォーマットを拡張したもので、ファイルには、音楽の作者、著作権所有者などの情報が「電子透かし技術」でデジタル署名される。また、Genuine Music Coalitionの参加者が提供する音楽コンテンツに対しては、Genuine Musicのロゴマークが付けられ、ユーザーは、そのファイルが「海賊版」か「正規版」か判断できるとのこと。これらのコンテンツは、「Rio」などの携帯用MP3再生プレーヤーとも互換性を持っている。

 なお、Genuine Music Coalitionには、'98年12月にデジタル音楽著作権保護団体「Secure Digital Music Initiative(SDMI)」を設立した、RIAA(米レコード協会)やBMG、EMI等の大手レコード会社は参加していない。Genuine Music Coalitionでは、「Genuine Musicは、SDMIの提案に取って代わろうというものではなく、SDMIの進める音楽配信の構想を一歩進めるものだ」としている。

('99/1/26)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp