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【ソフトウェア】

インフォテリア、XML処理エンジン「iPEX」を出荷

■URL
http://www.infoteria.com/jp/download/

XMLの特長を説明する平野社長  インフォテリア株式会社は27日、XML処理エンジン「iPEX(Infoteria Processing Engine for XML)」の出荷を開始した。

 iPEXは、企業情報システムやパッケージソフトウェアにXML処理機能を追加するためのソフトウェアで、主にそれらを作成するSIベンダーやソフトウェア開発会社に販売される。今月14日にW3C勧告となったばかりのNamespaceや、DOM Level 2のようにこれから標準化されるであろう仕様を先取りしているのも特徴。また、標準のXMLパーサーのほか、別の仕様に従って書かれたデータを処理するパーサーをプラグインの形で追加することも可能となっている。

 同社の平野洋一郎社長は「世界には数多くのソフトウェアベンダーがあるが、各々の製品にXML処理機能を追加するために、各々がiPEXのようなXML処理エンジンを開発するのは難しいし、時間もかかる。iPEXを利用すれば、従来のアプリケーションに短期間でXML処理機能を追加することができる」と語った。

 iPEX本体の価格は20万円(開発者ライセンス×1)で、追加ライセンスが1人につき2万円、iPEXを組み込んだパッケージを販売する際に適用されるランタイムライセンスが2,000~200円(販売数量により変動)となっている。ソースコードやメンテナンス契約料、10人分の開発者ライセンス等を含む「プロフェッショナル・エディション」も用意されており、こちらの価格は200万円。

 現在、用意されているのはWindows用のものだけだが、同社では今年の第1四半期中にSolaris版、Linux版、Macintosh版、BeOS版もリリースする予定。なお、Windows用の試用版が上記のWebページよりダウンロードできるようになっている。

('99/1/27)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp