■URL
http://www.rtimeinc.com/html/patent.html
シアトルのベンチャー企業、RTIME社は26日、インターネット上で双方向のリアルタイム通信を可能にする技術「RTIME Interactive Networking Engine」について、米国特許庁より特許を取得したことを明らかにした。同社では、この技術をマルチプレイヤーゲームに応用したいと考えている。
この特許は、リアルタイムに特定のデータを特定のグループに送り届ける技術、ネットワークの物理的距離に起因する時間の遅れをミリ秒単位で調整する技術等を含んでいる。少人数で利用するシングルサーバーシステムから、何千人もが同時に利用できるマルチサーバーシステムまでを包含しており、利用可能な用途として、ゲームのほかに、シミュレーション、教育、トレーニング、医学、エンジニアリングなどが挙げられている。
同社の社長兼CEO、Chip Overstreet氏は「我々はコンテンツプロバイダーを助けることに注力して、彼らが高品質なマルチプレイヤーゲームをゲーマーの元に届けられるようにするつもりだ」と述べた。
ただし、ネット上ではこの特許以前にもこれに似た技術を利用していたケースもあり、特許に該当しないのではないかとの声も挙がっている。
('99/1/27)
[Reported by taiga@scientist.com]