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【調査結果】

若者は新しいワークスタイルを好む、が…

■URL
http://ces.ceridian.com/Info/Article/Display/1,1197,5187,00.html

 Ceridian Employer Servicesの調査によると、若者はSOHOなどの新しいワークスタイルをより好む傾向にあるようだ。

 同社では、遠隔通勤、バーチャルチーム、フレックスタイム、フレックスペイなどを「Boundaryless Workforce(境界を持たない労働力)」と定義。このBoundarylessについて企業、管理職、若い社員がどのような見方をしているのかについて調査した。

 それによると、調査した企業の91%がBoundarylessを導入しており、半数はこうした取り決めが従業員を雇う際に大きなメリットになると考えている。また、50歳以上の管理職の31%が、Boundaryless社員は普通の社員に比べて尊敬されていないと感じているのに対して、30代では13%、20代では10%、と若い社員の間では抵抗感がさほどない。それだけでなく、30代の社員は、他の年齢層の社員に比べて2倍以上の人が、Boundarylessが仕事への満足感と家庭と仕事のバランスにつながるとして高く評価している。

 しかし、Boundarylessには問題点もある。こうした勤務体系を採用している企業の約半数が、この取り決めは従業員の生産性を上げると考えているのに対して、実際にそう思っている社員はわずか17%。さらに、管理職の1/4はBoundaryless社員はその人のキャリアにとってマイナスの評価となると考えている。

 こうした結果を受けて、同社の上級副社長Robert Digby氏は「この調査結果は、若い社員、すなわち未来の労働力が、テクノロジーを使えばどこにいようと会社との強いつながりを維持できると考えていることを示している。Boundarylessの正しい用い方を見つけた会社は、将来より競争力を得ることになるだろう」と述べた。

('99/1/28)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp