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http://www.chcf.org/press/viewpress.cfm?itemID=361
非営利調査団体Institute for the Futureは28日、今後5年のうちに医者、患者、医療団体におけるインターネットの使用が増加していくだろうとの予測を発表した。
それによると、2005年までに米国の消費者の半数がインターネットを利用するための教育、収入、経験を備えるようになると見られており、その結果として、患者の多くが医者、保険会社、医療団体、政府機関に対して、インターネットを利用して他の産業と同程度の情報やサービスを提供することを望むようになる。さらに、消費者は健康関連のWebサイトから情報を収集し、オンラインの支援グループのサポートを受け、オンラインで処方箋を受け取るようになるという。
医者の側としては、患者の情報を電子メールでやりとりすることについて、最初は法的な面や安全面で不安を感じるかもしれないが、同レポートは、今世紀始めに多くの医者が電話に関して同じような考えを持っていたが、今では克服され、電子メールに関しても同様に広く利用されるようになるだろう、と楽観的。また、医者にとっては、研究論文を探したり、検査結果、カルテを共有したりするためにインターネットを利用する機会が増えるとも指摘している。
('99/1/29)
[Reported by taiga@scientist.com]