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http://www.nttdata.co.jp/profile/release/110201.html
株式会社NTTデータは、三井不動産株式会社、三井物産株会社と協力し、横浜市内でインターネットを使った一般家庭向けのコミュニティシステムの実証実験を7月1日より行なうと発表した。通産省の一次補正予算プロジェクト「先進的情報システム開発実証事業」として行なわれる。
横浜市内の本牧地域と港北ニュータウン地域からおおよそ400世帯をモニターとして募集し、7月から実験を開始。時期は未定だが、事業化も予定しているという。
この実験では、住民がインターネットを使い、地元スーパーの食品や日用品などの宅配サービスの申し込みをしたり、スーパーの特売情報などが得られる。また、オンラインショッピングのページに頻繁にアクセスしてもらうため、コミュニティスペースも用意。NTTが開発したコミュニティ支援ミドルウェア「サイバーヒルズ」を利用し、インターネット接続端末から誰でも簡単にホームページや掲示板を作ったり、チャットなどもできる。
インターネットへの接続端末は、船井電機のものを利用。あらかじめプロバイダーの設定がされているICカードを利用するため、複雑な作業をしなくても済むという。ICカードは、電子決済にも利用する。
三井不動産は、この実験を通じてマンションの新しい付加価値として、このシステムの有用性、導入可能性を検証するとのことだ。
('99/2/2)
[Reported by junko@impress.co.jp]