■URL
http://www.webcompiler.com/
せっかくホームページを作ったのに、顧客の多くは通信料金が気になって全てのページを見てくれない。そんな悩みを抱える企業は、Oakley Data Services社の「WebCompiler」というツールを使ってみてはいかがだろう。
WebCompilerは、その名の通り、Webサイトのデータを丸ごと1つの実行ファイルにしてしまうソフトだ。ただし、データの表示にはInternet Explorer(IE)のレンダリングエンジンを使っているので、内容を見るにはIE 4.0以上がインストールされたWindowsパソコンが必要となる。
このソフトを使うことのメリットは幾つかある。
顧客はそのファイルをダブルクリックして起動すれば、オリジナルのブラウザーが立ち上がり、ネットサーフィンしているのと同じ感覚でWebサイトの内容を参照できる。データはZIP形式で圧縮されているので、ホームページ上で配布したとしても、ダウンロードに要する時間が短縮できる。さらに、ショッピングカートのような機能も組み込むことができるので、カタログとして利用するのも面白い。
細かいところでは、HTMLのソースコードを参照できないように設定したり、利用期限を設定したりすることができる。また、オリジナルのアイコンを付けたり、起動時に表示されるSplash Screenを自分で作ったりすることも可能となっている。
IEのレンダリングエンジンを流用しているので、JavaScriptやVBScriptにも対応している。ただし、Javaアプレットには対応していない。
同ソフトの価格は99ポンド(約18,000円)。上記のWebページより試用版がダウンロードできる。
('99/2/3)
[Reported by yuno@impress.co.jp]