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【業界動向/通信事業】

電力系通信10社が新組織、共同で次世代の高速通信網

 東京通信ネットワーク(TTNet)など電力会社系の地域通信会社10社が、共同で次世代の高速通信網を運営する新組織を設立する方針であることが6日、分かった。

 新組織の名称は「パワー・ネッツ・ジャパン」で、2000年からのサービス開始を目指す。参加するのはTTNetのほか、北海道総合通信網、東北インテリジェント通信、北陸通信ネットワーク、中部テレコミュニケーション、大阪メディアポート、中国通信ネットワーク、四国情報通信ネットワーク、九州通信ネットワーク、沖縄通信ネットワーク。10社はそれぞれに送電線などを利用した光ファイバー網を有し、すでに企業向け専用線の相互接続を実施するなど協力関係にある。

 さらに、今回の新組織設立によりインターネットの通信技術に沿って従来の百万倍も伝送が速い全国的な通信網を築き、主として企業向けにサービスを提供するとしている。

 通信業界では、インターネットの技術に沿った高速通信網の構築が進んでおり、電力系10社もこうした流れに対応する必要があると判断した。

('99/2/8)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp