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■URL
http://www.mytime.com/
http://www.lycos.com/press/mytime.html
Lycos社は8日、Amplitude Software社と提携し、無料のカレンダーサービスを提供するサイト「MyTime.com」のβ版を公開した。
MyTime.comの特長は、自分のカレンダーを他人に公開できるところ。ユーザー単位で読み込み許可、書き込み許可をそれぞれ与えることができる。スケジュールの変更があった際に、その旨をメンバーに対してメールで告知する機能もある。Lycosでは、小規模なグループのスケジュール管理に適しているとしている。現在はまだ提供されていないが、Palm PilotやMicrosoft Outlookなどとデータをシンクロさせる機能も利用できるようになる見込みだ。
しかし、読み書きの許可の設定がイベント単位ではなく、カレンダー全体を対象としていたり、グループ全体のスケジュールを1度の入力で済ませることができなかったり、不満な点もいくつかある。
1月にはNetscape Communications社がWhen社と提携し、同様のサービスをNetcenterで行なうと発表（本誌1月14日号参照）しているほか、Yahoo!その他のポータルサイトもすでに同様のサービスを提供している。
ただ、最近では多くのビジネスマンがPDAを持ち歩くようになっているため、個人のスケジュール管理という面では、わざわざWebを見なければいけないカレンダーサービスはそれほど便利だとは思えない。むしろ、グループ単位でのスケジュール管理に力を発揮するのが、こうしたWebアプリケーションだろう。グループ単位でのスケジュールはWeb上に、個人のスケジュールは携帯端末にそれぞれ打ち込み、それらをシンクロさせるようにすると手間が省けるというわけだ。
そこで問題となるのがデータフォーマットの違いだが、こうした問題を解消するため、現在、IETFではカレンダーサービスのプロトコルを策定しているところだ（本誌'98年12月10日号参照）。
('99/2/9)
[Reported by yuno@impress.co.jp / taiga@scientist.com]