膨大なデータで埋め尽くされたスプレッドシートを分析するのは大変な作業。必要とする情報をどのようにして探したらいいのか分からなくなってしまうことも多い。
Inxight社は、そうした問題を解決するために、親会社のXeroxのPARC(Palo Alto Research Center)で行なわれた情報の可視化に関する研究成果をビジネスに繋げようとしている。同社が9日に発表した「Table Lens」は、その一例だ。
広大な表データを細かなグラフを使って見やすくし、データの特徴を表示する。特別な統計学の知識を持たなくても効果的にデータ分析ができるようにしている。
同社ではさらに、膨大なリンクを持つWebサイトやパソコンの中の複雑なファイル構造を見やすくするために、画面に双曲幾何学的な空間を作り、リンク構造を描き出す「Hyperbollic Tree」も開発している。
同社のWebサイトには、Javaで作られたHyperbollic Treeのデモや、Table Lensのスクリーンショット、スライドショーなどが掲載されている。
('99/2/10)
[Reported by taiga@scientist.com]