Web3Dコンソーシアム(旧VRMLコンソーシアム)は、XMLを統合した次世代の3D技術「X3D」の策定を目指すことを発表した。
X3Dは、いくつかのコンポーネントより構成され、それを使って非常に軽いアプリケーションがワークステーションからセットトップボックスといった幅広いプラットフォーム上で動作するように作られる。開発の初期段階でコンソーシアムが目指しているのは先進的なレンダリング能力を持つ軽量の3Dランタイムエンジン、プラットフォームに依存しない3Dファイルフォーマット、そしてXMLとの統合といった開発事項である。これらの技術はいずれも既存のVRML、MPEG-4、HTMLの上位互換性を持つ予定だ。Web3Dでは、X3Dがエンターテインメント、電子商取引、企業でのデータビジュアライゼーションなどの分野で幅広く用いられることを期待している。
X3Dを支持しているのはMicrosoft、PLATINUM technology、Sony Corporation、Sun Microsystemsといった企業で、コンソーシアムでは今年半ば頃にはドラフトを発表したい意向だ。
('99/2/12)
[Reported by taiga@scientist.com]