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【ソフトウェア】

Adobeが「Acrobat 4.0」の新機能を公表
製品出荷は第2四半期

■URL
http://www.adobe.com/prodindex/acrobat/main.html
http://www.adobe.com/aboutadobe/publicrelations/HTML/9902/990216.acro4ann.html

 Adobe Systems社は16日、PDFファイルを作成するためのソフトウェアの次期バージョン「Acrobat 4.0」の出荷スケジュールを発表した。出荷開始は今年第2四半期頃。Windows版とMacintosh版が用意され、店頭価格はそれぞれ249ドル程度になる見込み。

 同バージョンで注目されるのは、充実した文書形式のコンバート機能。付属のユーティリティツール「PDFMaker」を利用すると、MicrosoftのWord、Excel、PowerPointのファイルをドラッグ&ドロップでPDFファイルに変換できる。また、「Web Capture」を使うと、Webページの画像やフォント、色、リンクなどの情報を保持したまま、丸ごとPDFファイルに変換することもできる。ただし、これらのツールはWindows版にのみ同梱される。

 なお、PDFの仕様そのものもPDF 1.3へと改訂され、階層的メタデータ構造が採用されている。閲覧者がテキストやグラフィックスだけを取り出して再利用できるほか、PDFファイルにオーディオクリップやテキストを張り付けることもできるようになった。さらに、セキュリティ面も強化され、文書にデジタル署名をすることも可能で、これにより不正な改竄を防ぐことができる。

('99/2/17)

[Reported by taiga@scientist.com / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp