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http://www.intelogis.com/
Intelogis社は16日、電気コンセントを利用し、10Mbpsの屋内通信に成功したと発表した。
同社の「Powerline Networking」技術を使えば、LANを引くときにケーブル等の新しい配線は何ら必要なく、電源にプラグを差し込み、アダプターをパラレルケーブルでコンピュータに接続するだけで、インターネットへのアクセスやプリンター共有、ファイル交換、マルチプレイヤーゲームなどができる。将来的にはスピードをもっと上げて、動画や音声を送れるようにしたいとしている。
同社では、この技術を用いた製品「PassPort Plug-In Network」も発売している。2台のWindowsパソコンと1台のプリンターを350kbpsで接続できるパッケージが、199.99ドルで用意されている。近い将来、さらに高速なバージョンを発売する予定もあるという。
同社のCEO兼社長Tod Frohnen氏は、この技術の有望性について「家や小さなオフィスには電源コンセントがどの壁にもついているが、それに比べて電話ジャックは家、あるいはオフィス全体に2つから4つほどしか付いていない。設置場所を柔軟に決められるのは、SOHOユーザーに多くのメリットをもたらす」と語る。
('99/2/17)
[Reported by taiga@scientist.com]