MCI WorldCom社傘下のインターネットプロバイダーUUNET Technologies社は25日、ユーユーネットジャパン株式会社を設立し、日本市場に本格参入すると発表した。社長には、日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社の前社長、杉山逸郎氏が就任。3月上旬に登記が完了する予定。
親会社のMCI WorldComは昨年3月に第一種電気通信事業者免許を取得しており、首都圏を中心に光ファイバー網を独自に構築している。ユーユーネットでは、第二種の免許を取得、この光ファイバー網を利用して企業向けのインターネットサービスを提供する。
企業向けには、ライトユーザー向けの128kbpsの専用線IP接続サービス、大企業向けの192kbps~45Mbpsのサービスが固定料金制で提供されるほか、1.5Mbps、6Mbps等の回線を利用した、瞬間的なトラフィックの増大にも対応し得る従量料金制のサービスが提供される。また、プロバイダー向けでは、国際間バックボーンに直接接続するサービスを固定料金制・従量料金制の2通りで提供する。
杉山社長は「OCNやIIJなど、全てが競争相手。企業向けインターネットサービス市場において、3年以内にトップシェアを獲得する」と抱負を述べた。
しかし、国内においてNTTの業績を抜くのは至難の業。同社では、米国や世界市場での強みを活かし、グローバル企業をターゲットに高品質・高付加価値のサービスを提供していくという。
料金等の詳細は、追って発表される予定。
('99/2/25)
[Reported by yuno@impress.co.jp]