株式会社朝日広告社は、インターネットバンキングに関するアンケート調査結果を発表した。アンケートは、メール転送サービス「Anet」の会員約10万人を対象に、'98年12月8日~'98年12月27日にかけて実施され、6,007人の有効回答を得た。
調査結果によると、全体の77.1%がインターネットバンキングを認知しているのにもかかわらず、その利用率は全体の6.7%と低く、9割以上の人が利用していないことになる。インターネットバンキングを利用しない理由としては、「個人情報の安全性が心配(50.3%)」という意見が最も多く、次いで「利用方法がよくわからない(40.1%)」「サービス内容がよくわからない(34.5%)」となっている。また、半数近くがセキュリティの不安を挙げているにもかかわらず、インターネット通信販売における決済方法については、Web上からクレジットカードを利用する人が47.0%と最も多かった。
このことから同社では、「情報の安全性をしっかりと訴求し、利用方法をわかりやすく提示できれば、今後のインターネット・バンキング利用は高まるものと思われる」としている。
('99/3/8)
[Reported by kono@impress.co.jp / 金丸雄一]