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【新サービス】

イスラエルの暗号技術を採用しセキュリティを強化

Webメールとコミュニティの新サービス「SAFe-mail」登場

■URL
http://www.SAFe-mail.ne.jp/

 株式会社セイフメイルは、セキュリティを強化したWebベースの電子メールとコミュニティの新サービス「SAFe-mail」を開始した。インターネットに接続したパソコンと、httpsプロトコルに対応したWWWブラウザーがあれば無料で利用可能だ。

 SAFe-mailは、「Yahoo!JAPAN」や「goo」などが提供しているメールサービス同様、Web上で利用できる無料の電子メールサービス。従来のサービスとの違いは、通信経路とメールサーバー内情報の暗号化によるセキュリティ機能だ。通信経路にはSSLを利用するほか、サーバーのデータには、イスラエルのGaliad社の開発による独自の暗号技術を採用し暗号化している。登録者は「(ユーザー名)@safe-mail.ne.jp」というアドレスを取得可能。メールアプリケーションとしては、アドレス帳など一通りの機能のほか、他のアドレスへの着信通知機能や着信拒否機能なども備えている。当然、一般のメールユーザーとのやりとりが可能だが、セイフメイルユーザー間での送受信では、相手に送ったメールが読まれたかどうかを確認できる「状態確認機能」など、従来のWebメールにはない「パソコン通信」的なサービスを利用できる。

 また、SAFe-mailユーザーは、ページ上に専用の掲示板を設置することができる。ここでは、アクセスできるユーザーの設定が可能で、一般に開かれた掲示板から、まったくクローズドな掲示板まで開設することができる。

 セイフメイル社では、セキュリティ機能を備えたメールとコミュニティのサービスを「Virtual Secure User Space」と名付け、インターネット上のプライベートスペースとして売り出す。上記の無料サービスでは2MBまでのスペースを利用できるが、6月以降に10MB以上を利用できるサービスを有料で開始する予定だ(料金未定)。また、セキュリティ機能をウリに、企業を対象に「SAFe-mailサーバーシステム」のパッケージ販売も予定している。企業では、独自のSAFe-mailサーバーを構築することで、従来より安価にセキュリティを保ったWWWベースのメッセージングシステムを導入できるという。同社の取締役顧問であるマクロメディア社の手嶋社長は、自社の機密性の高いプロジェクト内でのスタッフ間の連絡などに使用するほか、将来的にマクロメディアユーザーにもSAFe-mailによるコミュニティを提供したいとのこと。

('99/3/10)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp