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http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/990310-1.html
シャープは、ザウルス向けのプロバイダーサービスとコンテンツ情報サービスの「シャープスペースタウン」を3月20日より開始すると発表した。また、併せて「スペースタウン」の情報を手軽に取り込める新ザウルス「ザウルス アイゲッティ(MI-P1)」(38,000円)を3月20日より発売すると発表した。
アイゲッティは、スライドケースを取り外しできるデザインで、色もパールホワイトとブリリアントブルーの2色。従来のビジネスユーザーより若い層をターゲットにしている。本体の厚さは約11~15mm、重さ135g(どちらもスライドケース取り外し時)で、これまでのザウルスの中では最も小さく軽い。ペンでの操作に加え、片手で画面をスクロールできるボタンも加わった。液晶は、3.8型モノクロ16階調液晶。携帯電話やPHSとの接続ケーブルは別売りで、4,500円~。
PIM(個人情報管理)機能のほか、WWWブラウザーや、手書きメモの添付ができる電子メール機能を搭載している。
20日より開始される「シャープスペースタウン」では、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)と提携してインターネットプロバイダーサービスを提供し、またリクルート、ぴあ、日経BP、伊藤忠商事と提携してコンテンツ配信サービスを提供する。
「アイゲッティ」からサインアップすると、自動的にIDやメールアドレス、パスワード、最寄りのアクセスポイントが設定される。プロバイダー契約にはクレジットカードが必要で、料金は入会金1,200円、3時間の接続料金を含む月会費が980円。3時間以上は、1分10円となる。コンテンツは、ザウルス向けのソフトの配信や、ニュースやお天気、季節ごとの特集情報などをまとめた「エキサイトインターネット番組表」などを提供する。
中でも注目は、インターネットからザウルスのPIMへ情報を取り込めるソフトウェアサービス「クイックパス」だ。まずは、リクルート、ぴあ、日経BPの3社がサービスを提供する。
例えば、ぴあが提供する「MyDigitalpia手帳」(1カ月300円)では、あらかじめ情報を取り込んでおくと、スケジュールをチェックするたびにその日のチケットの発売予定を知らせてくれる。さらに、ぴあのオススメスポット情報や、オススメの店の地図をザウルスの「フォトメモリー」に取り込むこともできる。
また、リクルートは、ホームページ「リクルートナビ」と連携し、企業の就職説明会などの検索・予約ができる「MyDigital就職手帳」を提供。料金は、'99年版で500円。日経BPは、ホームページ「日経BizTech」と連携し、最新のビジネスやインターネットなどの情報を提供。ザウルス向けに、スクロールしなくても済むようにまとめてあるという。料金は、1カ月300円。
なお、コンテンツサービスは、他のプロバイダーからでも利用できる。「クイックパス」は、開始当初は「アイゲッティ」でしか使えないが、従来のザウルスなどでも利用できるようにしていくとのことだ。
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シャープ、38,000円のインターネット機能付きPDA「ザウルス アイゲッティ」
/pc/docs/article/990310/sharp.htm
('99/3/10)
[Reported by junko@impress.co.jp]