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■URL
http://www.pointcast.ne.jp/
ポイントキャスト株式会社は12日、「ポイントキャストネットワーク日本版バージョン2.7」のβ版を公開した。Windows上で動作し、同社のWebサイトよりダウンロードできる。
同バージョンでは、金融情報がかなり強化されている。投資信託情報、東証株式市況ニュース、米国企業情報「US Companies' Info」（英文）、ユーロ為替といったコンテンツが新たに追加。さらに、自分が保有する株の銘柄や持ち株数を登録し、ポートフォリオを一覧できるようになっている。
同社が昨年12月に実施したユーザー調査では、高学歴のビジネスマンの比率が圧倒的に高く、その声を反映したのが同バージョンだという。金融情報以外では、公募ガイドによる公募情報や、朝日新聞による「天声人語」なども新たなコンテンツとして加わっている。
しかし、同ソフト上で提供される情報のほとんどは、Yahoo!などのポータルサイト上でも提供されている。この点について同社のプログラミング・マネージャー岩間明徳氏は「情報量が多すぎて、ユーザーに対して情報の選択を迫るポータルとは違い、ポイントキャストはそれを専用クライアント上で整理して見せることが可能だ」と語った。
同ソフトは、データを一気にダウンロードし、後はオフラインでも自分に必要な情報を参照できる。情報を探しに行く僅かな時間さえも、忙しいビジネスマンにとっては大きなコストと成り得る。同社では、そんなビジネスマンをターゲットに掲げている。
同氏によると、オフラインでも参照できるという特徴を活かし、小説のような読み物を提供する可能性もあるという。また、エンターテインメント情報を求めるユーザーも多く、そのようなコンテンツを提供したいとしている。
同ソフトの正式版は、1ヵ月後の4月12日頃にリリースされる見通し。バージョン2.6を利用しているユーザーについては、ソフトウェアが自動的にアップグレードされる。
('99/3/12)
[Reported by yuno@impress.co.jp]