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【証券業】

ソニー、インターネット証券会社に出資
日興証券もインターネット取引専門会社を設立へ

 ソニーは26日、米大手証券会社ゴールドマン・サックス顧問の松本大氏が設立する証券業務に向けた準備会社に出資することを明らかにした。ソニーは既に証券業務に参入する方針を決めているが、今回は「本体業務とは関係ない。あくまでもベンチャー企業への投資」としており、ノウハウを蓄積するのが狙い。

 準備会社は4月に設立する予定の「マネックス」(仮称)で、資本金は5千万円。ソニーは半分を出資し、役員らを派遣、技術面でのサポートを行なう。マネックスは主にインターネット上で証券や投資信託の売買を手掛ける。今年10月の株式委託手数料の自由化に合わせ事業を始める予定。

 また日興証券は26日、インターネットを通じて株式や投資信託を売買する専門会社「日興オンライン証券」(仮称)を、今年10月をめどに設立することを明らかにした。資本金は約100億円の予定で、米国最大手のオンライン証券チャールズ・シュワブの元社長が設立したシステム会社と提携する。

 新会社では、インターネットを使って国内株式や投信約百種類の売買注文を受け付けるほか、決済機能がある証券総合口座も取り扱う。リアルタイムの株価や投信格付けに加え、日興ソロモン・スミス・バーニー証券が持つ内外の約2,500の銘柄情報も提供する。

 米国ではオンラインによる証券取引が個人向け取引の3割を占めており、日本でも急増している。国内ではすでに証券会社約20社がオンライン取引を開始、新たに十数社が参入を予定している。

('99/3/26)

[Reported by masaka@impress.co.jp / kono@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp