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【新製品】

既存のネットワークレイヤーを排除し、データ通信に最適化

シスコ、オプティカルIPの新製品を発表

■URL
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/9909.html
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/9910.html
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/news/pr/9911.html

 日本シスコシステムズは29日、次世代のオプティカルIPネットワークを構築するための新製品を発表した。従来、IP網を構築するにあたって広く利用されてきたSONET/SDHやATMなどのレイヤーおよびそれらの伝送装置を介さず、光ファイバーを直接ルーターに収容することで帯域幅を有効に活用。高速データ通信に最適化したIP網を構築できるとともに、大幅なコスト削減が可能になるとしている。

 今回発表されたのは、同社が次世代のバックボーン技術として提唱しているDPT(Dynamic Packet Transport)製品群と、統合アクセスルータ「Cisco ISR 3303」の2つ。DPT製品はバックボーン構築のためのソリューションで、同社ルータ製品用のラインカードなどの形で提供される。Cisco12000 GSR用が5月出荷予定で、価格は369万円から。Cisco7500シリーズ用のポートアダプターが6月出荷予定で、価格は221万4,000円からとなっている。一方、ISR 3303はIPサービスと専用線サービスを同一システム上で展開可能な加入者系アクセスソリューションで、5月出荷予定。価格は480万円からとなっている。

 DPTソリューションについては、米通信会社のSprintやQwestで4月よりトライアルを開始。国内でも現在、キャリア数社と交渉中だとしており、1、2カ月以内にアナウンスする予定だという。

('99/3/29)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp