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【モバイル】

コンテンツに注力、各種ネットワークサービスをmoperaに統合へ

NTTドコモ「moperaアプリケーションコンテスト」発表

moperaアプリケーションコンテスト

 NTTドコモは27日、「moperaアプリケーションコンテスト」の最終審査会を開催し、優秀作を発表した。

 「mopera」は、NTTドコモのデジタル携帯電話を契約していれば、手続きなしに通話料だけでIP接続などができるというサービス。インターネットに接続するオープンなサービスと、ドコモが用意したコンテンツにアクセスする情報サービスの2とおりが用意されている。

 今回のコンテストは、moperaの利用方法やサービスに関する新アイデアを一般から募集したもの。コンテンツのアイデアを募集する「こんなの見たい!使いたい!部門」、事業計画を含めて募集する「事業企画部門」、moperaを利用したソフトウェアを募集する「モバイルソフトウェア部門」の3部門が設けられた。約1,500件の応募の中から最終審査に13名が残り、都内会場でプレゼンテーションを行なった。審査には、ドコモ社内のほか、デジタルタレントの鈴木亜矢子氏、有限会社デジタルブティックの安西正育氏、株式会社インプレスの井芹昌信氏が参加した。

 さまざまなアイデアが発表され、審査員の鋭い質問が飛んだ後、審査結果が発表された。最優秀賞は該当作なし。優秀賞には、「事業企画部門」ではmoperaを使い一人一人に合わせてダイエットのメソッドを提供する「Cyber Sport Club」が、「こんなの見たい!使いたい!部門」では毎日の夕食の献立を提案してくれる「今日のばんごはんのおかずは何にする?」が選ばれた。


 なお、ドコモではmoperaのほか、Dopaなどさまざまな通信サービスを提供している。これについてドコモでは「iモード(のような携帯端末単体のサービス)を除いて、『mopera』として統合していきたい」という。

 現状の利用件数は「1日あたり数千件の上のほう」とまだ多くなく、「インターネットサービスがコンテンツサービスの倍ぐらい利用されている」とのこと。これについて、「moperaとしては今後コンテンツに力を入れ、『コミュニケーションポータル』のようなものにしていきたい」と語った。

 今回のコンテストについては、「宣伝も少なく、募集期間も短かったわりにはよく集まった」と感想を述べ、「1年後ぐらいに、第2回を開催したい。ベンチャー会社などの応募も期待したい」と語った。

('99/3/29)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp