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【調査結果】

セキュリティ市場、2002年には74億ドル規模に

■URL
http://www.idc.com/Data/Internet/content/NET033099PR.htm

 IDC(International Data Corporation)は30日、電子商取引の拡大に絡むセキュリティ市場の成長に関する見通しを発表した。

 同社によると、米国のIT企業重役の多くが、インターネット利用の増加は電子商取引業界にとっては福音だが、同時にセキュリティ面での問題をはらんでいる、と見ている。これにより、セキュリティ関連市場は今後ますます拡大する公算が大きいという。

 '98年のセキュリティ市場の規模は31億ドル。同社では、これが'99年には42億ドルに拡大、さらに2002年には74億ドルに拡大すると予測している。セキュリティ商品といっても、ファイアーウォール、暗号、ワクチン、認証、管理など、その種類は多岐にわたるが、中でも2002年までに最も需要が拡大するのはファイアーウォール市場で、40%の伸びを示すと見られている。

 また、2002年の時点で最も大きな市場となっていると見られるのはワクチンソフト市場。全体の40%を占める30億ドル規模になるとされている。同社が調査した平均的なサイトでは、過去12ヵ月間に81件のウィルス感染事故が発生、12.3%のユーザーがそれに感染し、ユーザーは各々のマシンを修復するために平均66.1分を、IT部門のスタッフはそれぞれの感染事案につき平均79.1分を費やしているという。

('99/3/31)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp