■URL
http://www.ibm.com/news/1999/03/31.phtml
IBMは31日、個人のプライバシーに対する配慮が不充分なサイトには広告を出さないという方針を発表した。
同社では、「プライバシーに対する会社としての方針に簡単に参照できること」「どんな目的で情報を集め、何に利用するのかを明確に示すこと」「提供したくない個人情報を各自が選択できること」といった3つの条件を提示。これらが守られていないサイトには広告の掲載を依頼しない。
IBMは、今年6月から実際に米国とカナダでこの方針を適用し、徐々にそれをアジアやラテンアメリカに拡大していく。ヨーロッパについては、今年後半とみられるEUのプライバシー指令提示後に適用する。日本IBMによると、日本国内での具体的な処置の詳細については現在検討中とのこと。
なお、同社のインターネット広告支出はMicrosoftに次いで世界第2位となっている(本誌2月17日号参照)。
('99/4/1)
[Reported by yuno@impress.co.jp]