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【業界動向】

学校インターネット、9月にも始動
郵政省が概要を発表

 郵政省は5日、文部省と連携して実施する「学校における複合アクセス網活用型インターネットに関する研究開発(学校インターネット)」の概要を明らかにした。対象となる全国30地域/1,050校について、光ファイバーや衛星インターネットなどによる高速アクセス回線を整備し、9月から高速インターネットの利用を開始する。

 通信・放送機構がとりまとめたネットワーク構成の最終案によると、アクセス回線の内訳は、衛星インターネットが最も多く387校、次いでCATVの327校、WLL(Wireless Local Loop:加入者系無線アクセスシステム)が160校、光ファイバーが100校、DSLが76校となっている。現在、必要な設備の調達手続きを進めており、夏頃に各校への搬入・工事を実施、2学期の始まる9月頃には対象校での高速インターネット利用を開始する見込みだとしている。

 学校インターネットを推進するための研究開発チームも8月頃に立ち上げる。慶應義塾大学の石井威望教授を統括責任者として、研究テーマごとに民間企業や自治体の専門家からなるチームを組織する。研究開発は2001年度末まで行なわれる。

('99/4/6)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp