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【業界動向】

米Sun社の「Java Card」担当ディレクターが来日
Java Cardの将来像を語る

■URL
http://www.javasoft.com/products/javacard/index.html

Patrice Peyret氏 4月6日、米Sun Microsystems社「Consumer and Embedded事業部門」のディレクターPatrice Peyret氏が来日し、「Java Card」について説明会を開催した。Consumer and Embedded事業部門は、民生機器および組み込み制御分野関連でのSunの技術普及を目的に設立された部門で、Java Cardのほか、「PersonalJava」「Jini」も同部門の管轄だ。

 Java Cardは、スマートカードや小さなメモリしか有しないデバイスでJavaを動作させるためのAPI仕様。カード型のほか、指輪型の「Java Ring」などもJava Cardの1種だ。'99年2月には、最新バージョンの「2.1 Platform」が発表されている。

 Patrice Peyret氏は、NECやMotorolaなどのカードベンダー、また、LucentやSiemensなどのシリコンベンダーらの企業がJava Cardをサポートしており、現在累積100万枚のJava Card対応カードが出荷されていることを明かにした。また、Java Cardは、「Portable File」としての使用が可能で、個人の健康状態やトレーニングの状態などを入力した「軍人向け」や、カリキュラムのフォローをするための「学生向け」などの利用方法があるとしている。

 Patrice Peyret氏は、「(Java Cardは)まだまだ、初期の段階」としており、「今後、日本を含むアジア地域での普及が進むだろう」と語った。

('99/4/6)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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