■URL
http://www.gip.org/cachepr.htm
http://www.gip.org/caching.htm
「キャッシュ技術は、著作権侵害にあたるか」――先頃欧州議会を通過した著作権保護強化に関する提案を巡って論争が起きている。
提案によると、パソコンやサーバーにデータを一時的に蓄積するキャッシュは、データの「複製」とみなされるとのこと。ユーザーやISPは、著作権侵害を問われる可能性があるという。通信会社やコンピュータメーカーなどからなる団体「Global Internet Project」(GIP)は、欧州議会に対して、キャッシュ技術の有用性をあげ、キャッシュによるデータの蓄積を著作権侵害の例から外すべきとの意見書を提出した。
また、GIPでは、キャッシュ技術がいかにインターネット全体の成長に貢献したか、また今後の普及にも欠かせないものであるかをサイト上で解説している。
('99/4/7)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / 金丸雄一]