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■URL
http://www.cisco.com/jp/
(日本シスコシステムズ)
http://www.cisco.com/jp/networkers/networkers99/
(CiscoWave＋Networkers'99)
日本シスコシステムズは14日、ポリシーベースのQoS（Quality os Service）管理機能を提供する「Cisco QoS Policy Manager（QPM）1.0」 を発表した。LANおよびWAN上のトラフィックに対してクラス化を行ない、重要性の高いトラフィックを優先的に処理できる。価格は461万3,000円で、販売店を通じて提供する。
QPM 1.0では、同社製品に搭載されている基本ソフト「CiscoIOS」のQoS機能をGUI環境で設定でき、ルータ機器などのポリシー設定が集中管理できる。アプリケーションごと、またMACアドレスやポートごとに優先度を設定することで、ミッションクリティカルなアプリケーションのトラフィックや、特定のユーザーのトラフィックを優先して処理することができるようになる。「日本の企業の社内ネットワークは、LANは太いがWANは非常に細いといういびつな環境」にあるため、特にコストのかかるWAN回線ではQoSによるトラフィック管理が不可欠になっているという。QPM 1.0は、同社のポリシーベースアーキテクチャ「CiscoAssure」製品の一つで、同じくインフラ管理機能を提供する「CiscoWorks2000」と連携させることで、統合的なネットワーク管理機能が実現する。
このほか、日本シスコは同日、セキュリティ機能を強化したVPN対応製品も発表した。IPSecによる暗号処理をハードウェアで高速に行なうためのルータ用拡張カードが6月に出荷予定となっているほか、ルータ製品のファイアウォール機能の拡張、セキュリティ監視ソフトの機能強化などが行なわれた。
なお、同社のVPNソリューションについては、今月20・21日に開催されるネットワーク関連の展示会／カンファレンス「CiscoWave＋Networkers'99」でも展示される。同イベントでは、VPNなどのビジネスソリューションのほか、ケーブルモデムやワイヤレスLANなどによる家庭向けソリューションも展示するとしており、インターネットで風呂を沸かすデモンストレーションも予定されている。
('99/4/14)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]