■URL
http://www.NSTL.com/html/press_release_windows_media.html
IT関連の調査研究機関である米NSTL社は14日、音声エンコーディング方式の音質比較実験の結果を発表した。Windows Media Technologies 4.0は、RealSystem G2やMP3と比べて、エンコード前の音質に近いという結果が出た。
実験は、77人のモニターに対して行なわれた。まずエンコードしていないCDクオリティ(44.1kHz/16bit)のデータを再生し、続いて2つの方式でエンコードしたデータをそれぞれ再生。どちらがオリジナルの音に近いか尋ねた。
Windows Media Technologies 4.0とRealSystem G2を比較する実験では、両方式とも20kbpsと32kbpsの2種類のデータを用意した。これに対し、両ビットレート合わせて80.84%がWindows Mediaを、19.15%がRealSystem G2をオリジナルの音質に近いと回答した。また、Windows Media Technologies 4.0とMP3を比較する実験では、前者については64kbps、後者については128kbpsのデータを用意。ビットレートが小さいにもかかわらず、51.29%はWindows Media Technologies 4.0のほうがオリジナルに近いと回答。MP3と回答したのは29.22%で、19.48%は区別できないと回答した。
実験に用意されたのはロックとクラシックの2ジャンルの音楽で、各データの長さは約10秒。すべてハードディスク上から再生された。MP3のエンコーディングソフトにはMusicMatch Jukeboxを、プレーヤーソフトにはWinamp v2.10をそれぞれ使用した。なお、今回の実験はMicrosoftとの契約により実施されたもの。
('99/4/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]