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■URL
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/event/networkers/networkers99/index.html
4月20日、日本シスコシステムズ株式会社によるプライベートフェア「CiscoWave＋Networkers'99」が都内で開催された。ネットワーク関連機器の開発を行なう同社らしく、展示、チュートリアルともに最新のネットワーク技術を紹介するものになっている。会期は21日まで。
会場で特に注目を集めたのは「Internet Generationシアター」。ここでは、リビングルームのセットが組まれ、将来ネットワークが普段の生活にどう活かされるかを紹介していた。セットには、移動するコンピュータとIPアドレスを変化させずに通信を行なうプロトコル「Mobile-IP」によるシステムが構築されており、照明や扇風機のON/OFFやカーテンの開閉などをノートパソコンから制御したほか、インターネットに接続した携帯電話を使用して自動車のルーフを開閉させるなどのデモが行なわれた。
ほかには、「VoIP」などIP上での音声統合技術を紹介する「Voice
Integration Zone」コーナーに多くの人が集まった。なお、同社は、20日、通常の電話回線の代わりにパケット通信インフラを使って音声、データ、ビデオのデータを統合する企業向けのシステムソリューション「IPテレフォニーソリューション」を発表した。これは、Windows
NTサーバー上で稼働する通話処理ソフト「Cisco CallManager2.2」、VoIP機能を提供する「Cisco Access Gateway」、IP対応の電話機「Cisco
IP Telephone」を含むソリューションで、'99年第4四半期に製品が出荷される予定だ。
なお、「CiscoWave＋Networkers'99」の2日目には、米Cisco Systems社代表取締役副社長、Don Listwin氏による基調講演のほか、落語家、桂文珍氏による特別講演「落語的学問のすすめ―お座敷インターネット―」などの講演が予定されている。
('99/4/20)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]