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【業界動向】

インターネットバブルはじける?
“割高過ぎる”米ハイテク株が急落 

 19日、AOLやAmazon.comなどのインターネット関連株が急落した。ハイテク関連銘柄が多い店頭市場のNasdaq総合株価指数は前週末終値比138.43ポイント安の2,345.61で終わり、史上2番目の下げ幅を記録した。ニューヨーク株式市場でも、主要な株価指数が軒並み下落。ダウ工業株30種平均は一時1万765.74ドルまで上昇し、瞬間の史上最高値を更新したものの、終値は前週末比53.36ドル安の1万440.53ドルと反落した。

 市場関係者によると、この日は米金融持ち株会社大手シティグループの好決算などを背景に急騰して始まったが、米有力証券アナリストや経済学者が、強気の市場をリードしてきたインターネット関連株は割高過ぎると相次いで指摘したことからハイテク株が朝方から売られ、ダウもつられて反落した。

 一方20日に入り、IBMの上昇がダウ平均を押し上げるというパターンが戻り、ハイテク株では店頭銘柄のDell、Sun Microsystems、Intelが上伸。Yahoo!やAmazon.comなどインターネット関連株も買い戻され、前日急落したAOLも反発した。ニューヨーク株式市場はこのハイテク株の堅調に支えられて小幅反発、ダウ工業株30種平均は前日終値比8.02ドル高の1万448.55ドルで終わった。Nasdaq総合株価指数も、前日終値比64.03ポイント高の2,409.64で終わっている。

('99/4/21)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp