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【新製品情報】

京セラ、TV電話つきPHS「VP-210」を7月末に販売

 京セラ株式会社は、TV電話機能がついたPHS、VisualPhone「VP-210」を7月末に販売すると発表した。価格はオープンだが、4万円程度を見込む。初年度の出荷台数は5万台を目標。

 サイズは、幅が約54mm、高さ140mm、厚さ29mmと初期の携帯電話ぐらいの大きさだ。重さは約165g。実際に持ってみると、見た目ほどは重くない。画像通信をしながらの通話時間は約60分。PHS機能としての連続通話時間は約120分だ。

 約11万画素のCMOSセンサーと2.0インチの反射型TFTカラー液晶を搭載しており、同じVP-210ユーザーどうしであれば、声と共に、約2コマ/秒のカラー画像をリアルタイムに送受信できる。留守電には、音声(15秒)と画像1枚も付けられる。また、写真付きの電話帳が200件まで登録でき、着信時などに写真が表示されたりもする。

 ちょっとしたデジカメ代わりに、最大20枚の静止画(JPEGファイル)を記録することもできる。DDIポケット電話グループの「PメールDX」に対応しており、パソコンやVP-210ユーザーに対して画像付きのメールを送受信することもできる。画像は、添付ファイルとして送られる。データ通信は、PIAFSの32kbpsのみで、64kbpsデータ通信には対応していない。

 実際に画像を見ながら通話するには、ハンズフリースピーカーをつけ、携帯電話を自分に向けて通話する。画面には、相手側の画像がメインに映し出され、右端に小さく、自分がどんな風に映っているかプレビューできるようになっている。秒2コマなのでとぎれとぎれではあるが、携帯TV電話のような使い方ができるのは面白い。

 京セラでは、単なる音声通話に飽き足りた人や、おじいちゃんと孫など、顔をみながら通話したい人に手軽に使ってもらいたいと狙いを語っている。

 VP-210は、5月18日から東京ビッグサイトで行なわれる「ビジネスショウ '99 Tokyo」で展示される予定。

◎問い合わせ先

京セラ株式会社 横浜事業所マーケティング部 TEL 045-943-6138

('99/5/17)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp