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http://www.epson.co.jp/epson/news/1999/990517_1.htm
http://www.epson.co.jp/epson/news/1999/990517_2.htm

　セイコーエプソン株式会社は、位置情報を核としたインターネットのモバイル向け情報事業「i-Point network」を6月9日より開始すると発表した。

　これは、同社が6月9日より発売するGPS搭載モバイル端末「Locatio」を中心としたサービス。全国6カ所にGPS基地局を設置し、各基地局で収集したGPS位置情報を、サーバー上へリアルタイムに蓄積。LocatioのGPSを、全国どこからでもインターネットを経由して補正できる。さらに、そうした位置情報を元に、タウン情報など位置に関連したコンテンツを提供する。

　「Locatio」向けには、全国各地の地図を配信するダウンロードサービス、タウンスポット情報や指定した位置情報などのコンテンツ配信サービスなどを提供する。また、GPS電波が届きにくい地下などで位置を取得するために「PHS位置情報サービス」も提供する。

　また、PCからも利用できるサービスとして、ネットワーク上に用意された地図上に、任意の位置情報を整理できる「めもちずサービス」や、地図上で指定した場所の天気予報がわかる「ピンポイント天気予報」、経路探索ができる「ピンポイント経路案内」、ダイヤルアップ接続サービスなどのサービスがある。

　利用するには、有料の会員サービスへ入会する必要がある。コンテンツのみ利用できる「レギュラー会員」は、入会金1,000円、利用料800円／月（固定）。インターネット接続サービスなどすべてのサービスを利用できる「エグゼクティブ会員」は、入会金2,000円、1,000円で月3時間まで（超過7円/分）。入会者数は、初年度7万人を予定。

　「Locatio」は、ポケット手帳サイズ（重さ約290g）に、GPS機能やデジタルカメラ機能がついた端末。手持ちの携帯電話やPHSを接続して使えるモデル（別途ケーブル必要）「Locatio-STD」と、PHS機能を標準装備した「Locatio-COM」がある。どちらもオープン価格だが、実売はPHSを装備したモデルで10万円弱程度。販売台数は、両モデルあわせて今年度5万台を見込む。

('99/5/18)

[Reported by junko@impress.co.jp]