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【合併/医療】

医療サイト大手のHealtheonとWebMDが合併
Microsoftも出資

■URL
http://www.webmd.com/company/press/press_169.html
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/May99/WebMDpr.htm

 医療産業におけるインターネットの役割が注目される中、この分野における最大手の2企業、HealtheonとWebMDが合併することになった。両社は、健康関連サービスの全てをまかなえる会社を目指す、としている。

 Healtheon/WebMDは、医者、医療機関、消費者、研究所、薬局、保険機関など、これまで別々に動いてきた機関をインターネットの力で効率よく結び合わせ、処方箋や患者の保険情報などの情報交換やそれに関連する決済業務を行なう。さらに、これまで紙に頼っていた煩雑な薬物のマニュアルなどを電子化するとともに、患者間の情報共有も行なっていく。

 米国で医療産業に使われる1兆2,000億ドルのうち、2,500億ドルが紙主体の煩雑な処理のために無駄に費やされており、Healtheon/WebMDでは、同社のサービスによって、このような無駄を排除することができるとしている。

 また、WebMDに対しては、Covad、Excite、Intel、ソフトバンク、Superior Consultant、Microsoftが合計3億6,000万ドルを出資している。中でもMicrosoftの投資額は2億5,000万ドルと際立っており、さらに同社は、今後5年間にわたり合計約3億ドルの広告スペースやマーケティングキャンペーンを無料で提供するとしている。新会社では、Healtheon、WebMDからそれぞれ4名の役員が派遣されるが、この大規模な投資により、Microsoftも役員を1名送りこむことに成功している。

 なお、新会社のCEOはWebMDのCEOであるJeff Arnold氏が、会長にはHealtheonのCEOであるW. Michael Long氏が就任する。Healtheon会長で共同創業者、そしてNetscape Communicationsの創設者としても知られるJames H. Clark氏も、役員として新会社の取締役会に入っている。

('99/5/21)

[Reported by taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp